ちいたんの日記


ワインセラーの心得

ワインセラーにはワインを高温で保存するという役割のほかにもう一つ、ワインを熟成させるという役割があり、ワインは30℃以上の高温が続くと熟成が進みすぎて変質、劣化を起こし、5℃以下だと逆に熟成が進まず、酒石酸が結晶してしまうため、13〜15度くらいの温度を保ちます。

ワインセラーとは、ワインを恒温で保存しておくために作られた専用の冷蔵庫で、家庭用の、12本くらいが貯蔵できる小型のものから、レストランなどに置く数十本はいるものまであるが、まだそれほど普及していないこともあり、それなりに高価なものが多い。

ワインセラーが理想とする環境は、ヨーロッパで昔からワインの貯蔵に使用されているカーヴ(Cave)と呼ばれる洞穴ですが、カーヴでは13〜15度くらいの温度、70〜80%の湿度、そして光や音・振動といった外部の影響を遮断して、ワインに最適な環境を実現しています。

ワインセラーが日本で販売されている理由の1つに、日本の四季という気候がワインの保管・熟成には不向きと言うことがあり、1年を通じて気温、湿度が一定でなく、30度を超える日が続く夏もあれば、氷点下まで気温が下がる冬もある為、ワインセラーでワインの保管環境を一定にする必要があります。

ワインセラーを家庭に置く場合、足場が不安定だと振動や騒音の原因となるので、床が水平で丈夫なところに置き、冷却効果を保つため、直射日光があたるところや発熱器具 ( コンロ、ストーブなど ) の近くは避け、風通しの良い場所においてください。

ワインセラーをご家庭にも置いてみませんか?

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