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ですが課長

「ですが課長。あの重い大金庫がそうやすやすと動くはずがないんです。
移動するにはいつも十人ぐらいの手がかかるんですからね。――ところが、ごらんのとおり、大金庫のあったところはぽっかりと空いています。わけが分らんですなあ」 「なるほど、たしかにさっきまでここに大金庫があったわけだが、今は無い!」 「課長! 重要なことを思いだしました」  といって課長の腕をとった課員がいた。 「なんだ。早くいえ」 「この前、木見の家の研究室で私が聞いたことですが、あの女の幽霊は、あつい壁でも塀でも平気ですうすう通りぬけていったそうですぞ。だから今もあの幽霊は、この壁を通りぬけて外へでていったのじゃないかと思うんです」 「しかしあの大金庫が壁を通るかよ」 「通るかもしれませんよ。この前のときは、あの幽霊は本をさらって小脇に抱えこんだまま、壁をすうっと向うへ通りぬけましたからね。だから、あの幽霊の手にかかった物は何でも壁を通りぬけちまうんではないでしょうかね」  と、その課員はなかなか観察の深いところを見せた。 納骨堂 東京 明るけりゃ月夜だと思う 無料携帯ホームページサービス「リッチ4U 」RICH4YOU

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