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橋畔の茅店に休息す

橋畔の茅店に休息す。店前に一道の川あり。めづらしさうに、我等を見入る童子に問へば、一人の童子、新川なりといふ。
水澄みたり、藻の花もさきたり。凉風青田をわたり、水をわたりて、いと心地よし。携へし握飯を食うて、なほ足らず。心太を買ひ、『なほし』を飮む。四人みな醉へり。陶然として、中川の土手を歩し、諏訪野の渡をわたる。桃葉しきりに、薫風や/\とうなりたるが、あとの句がうかばず。田のくさきに、道別は、糞風や/\とまぜかへす。醉うては、句も出來まじと云へば、桃風忽ち、 薫風や直酒過ぎたる四人づれ といふ。何でもなき句も、場合に應じて、いと興あり。妙々と、ほめそやす。  柴又の帝釋天に至る。三人とも、未だ人車鐵道を知らずといふに、導いて、發着所にいたりて、唯※一目見物し、去つて精巧をきはめたる仁王門を見上げ、堂前の清泉に渇を醫し、堂後の庭に、花菖蒲を見る。 名古屋 熱田区 指圧 マッサージ 朝顔の花一時

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