ちいたんの日記

洗濯槽クリーナーは洗濯槽の汚れやカビを取り除くものですが、それは二槽式洗濯機から全自動洗濯機への買い替えが進んだ時期に、これまで問題とされなかったカビ（黒かび等）の問題がクローズアップされるようになったため、発売されるようになりました。

洗濯槽クリーナーは、長年の使用で洗濯機には「溶け残った洗剤」「石けんかす」「そこに付着した垢や泥」など汚れがこびりつきやすく、しかも元々湿度が高い場所なので黒カビが生えやすいので、それらを洗濯機から取り除くために使用します。

洗濯槽クリーナーが一般的に広く使用されるようになったきっかけは、2002年5月に朝日新聞による洗濯機のカビによるアレルギー報道で、これで洗濯槽にカビが繁殖することが周知の事実となり、洗濯槽クリーナーによる洗浄が広まりました。

洗濯槽クリーナーには塩素系と酸素系の2種類があり、塩素系は化学的にカビを分解するのに対して、酸素系はその発泡作用で物理的にカビを剥離しますが、塩素系は酸性洗剤と混ざると危険な上、ステンレス部品を痛めることがあるため、部品を痛めないように化学薬品を配合しているのに対し、酸素系は無機物で安全性も高く、環境負荷が低いといえます。

洗濯槽クリーナーを使用する際、暖かいお湯を使った方が洗浄効果が高いため、お風呂の残り湯を使用することが推奨されていますが、入浴剤を使用していた場合、弱アルカリ性の入浴剤でしたら問題ありませんが、イオウ配合の入浴剤はステンレス槽を傷める可能性があるので注意が必要です。