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大日本帝国軍のプロパガンダとグラフィックデザイン

 

先日ジュンク堂で買った「はじめての編集」に、第二次世界大戦中に大日本帝国軍主導の元、対外向けのプロパガンダに使われたグラフ雑誌のことが書かれてあった。

とても興味が湧いて色々調べてみるウチに、90年ごろに一度復刻されて以来増刷されてなく、状態の悪い古本でもン万円の値段がついていること、さらに沖縄県立図書館に蔵書されていることを発見した。

県立図書館グッジョブ。

俺も実物を見れるのかと思うと、昨夜は興奮してあまり眠れなく、遠足当日の小学生のように早起きした。

で、20年以上ぶりに県立図書館へ。

そしたらありました、FRONT!

 

 

他の誰にも取られるものかッ!(ちなみに貸し出し不可)と、大急ぎで全巻確保して、隅っこの席へ。

興奮するような、怖いような、何とも複雑な気持ちで本を開く。 

 


スゴい。
まず紙質からしてスゴい。

 

 

さらに片面A3サイズの大きさと、クローズアップを多用した写真の迫力に圧倒されました。

 


そして何といっても、当時の最先端であった、バウハウスやロシア構成主義の影響を完全に受けている、大胆且つ斬新な平面構成の完成度の高さに肝を抜かれた。

 


当然だけど、戦争の悲惨さを伝えるような描写は一切ナシ。コラージュや複製技術を用いて作られた紙面は完全にファンタジーの世界だと思う。

 

 

でも広告なんて本来そんなもので。

個人的に、見た人の気持ちを少しだけ良いものにするのがグラフィックデザインの命題だと考えているので、やっぱり気持ちは複雑なままだけど、技術が発達すると真っ先に医療と軍事へ使われるのと同じように、日本のグラフィックデザインも戦時中に大きく飛躍したのだと感じた。

内容が内容だけに扱いが難しいと思うけど、とても意味のある負の資料として、是非これは復刻して手元に置いておきたいと思った。

んで、せっかく図書館まで来たついでに、

・構成的ポスターの研究―バウハウスからスイス派の巨匠へ

 

・それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン

 

・ブルーノ・ムナーリの本たち MUNARI I LIBRI 1929−1999

の3冊を借りてきた。 うち2冊は絶版。

やっぱり、県立図書館グッジョブ=3 

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