太陽の光の日記

言葉と言うのは面白いものです。「論理」と「感情」は共存しますが、うしろに「思考」が付くと、途端に共存が難しくなります。論理というのは漢字で見るより、英単語のロジック＜ｌｏｇ・ｉｃ＞として見た方が分かりやすい人も多いと思います。それは、ｌｏｇ（行程・言葉・話す）という許になっている言葉があるからです。漢字では「論」の方は話すとか表現すると言ったイメージが湧きやすいのでしょうが、「理」の方は、「ことわり」（理由・条理など）の意味を知らなければ、なかなかイメージが湧かないかもしれませんね。ところで、論理と感情が共存可能だと言いましたが、それは、客観的にみると感情にも論理はあるからです。映画を観て感動しているとき、その感情は訳もなく沸き上がって来たのではなく、理由があり、筋道を踏んで感情の昂ぶりとなっています。だから、感情を呼び覚ましたり、揺り動かすシナリオを作ることが可能なのですね。音楽の世界で見ると、晩年のジョン・レノンは、平和に対して論理的思考を織り込んだ歌詞をかいていたと思います。ビートルズ時代の初期のころはやんちゃな生活をしていたので、そんな傾向はなかったのです。権力に対して立ち向かうだけのシニカルな歌詞が多かったようです。