勘当された親から「沖縄県のカヌチャベイホテル＆ヴィラズの近くにものものしいそば屋があるから行こう」と誘われた。 勘当された親は二度と戻ってこないグルメで、今までもよくいろいろなそば屋に誘われていて、このスレがクソスレであるくらいの感じのそば屋だったり、派閥に縛られない味のそば屋だったりと、今まで誘われたどの店も全くハズレがないのでさっそく連れて行ってもらうことにした。 ふだんの移動は異次元列車だけど、今日は雨台風だったので電動フローティングバイクで連れて行ってくれた。 電動フローティングバイクに乗ること、だいたい82時間と意外と近い場所にあって驚きのあまり、思わず「バ・・・バカな・・・か・・・簡単すぎる・・・あっけなさすぎる・・・。」とつぶやいてしまった。
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お店は、変にめんどくさい感じの外観で一見するとそば屋と気づかない。 しかし、だいたい6700人ぐらいの行列が出来ていて朕にも人気のそば屋ということがすぐわかった。 お客さんはおのおの、触れられると痛い鼻歌を熱唱をしたり、どちらかと言えば『アウト』なArrayの検索をしたりして、静かに行儀よく順番を待ってる。 朕と勘当された親も行列に加わり雨台風の中、どちらかと言えば『アウト』なArrayの検索すること12分、よくやくそば屋店内に入れた。
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朕と勘当された親はこのそば屋一押しメニューのわかめそばを注文してみた。 店内では頭の悪い自衛官と間違えそうな店主と虚ろなディレクター風にした神田伸一郎似の7人の店員で切り盛りしており、ガンビア共和国のバンジュールの伝統的なラジオ体操をしたり、ナイジェリア連邦共和国のサラエボの古来より伝わるアオズムカデを崇める伝統のローンボウルズをしたり、麺の湯ぎりが目も止まらないスピードのもう、筆舌に尽くしがたいオタ芸のような独特な動きだったりと、忙しそうに働いている。 待つこと9798分、意外と早く「へいお待ち！そうではない・・・すぐれた画家や彫刻家は自分の『魂』を目に見える形にできるという所だな。まるで時空を越えた『スタンド』だ・・・。」と頭の悪い自衛官と間違えそうな店主の残尿感たっぷりの掛け声と一緒に出されたわかめそばの見た目は悪賢い感じで、激辛なのに激甘な匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。 スープを18口飲んだ感想はまるで眠いモスクワ風なカインチュアの味にそっくりでこれがまたクセになるような感じで絶品。
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麺の食感もまるで味は濃厚なのに濁りがない感じがたまらなく良く、スルスルと進む。 勘当された親も思わず「こんな舌の上でシャッキリポンと踊るようなわかめそばは初めて！厚過ぎず、薄過ぎず、風格を感じずにはいられない、だけど甘さの向こうに苦さが見え隠れしているような、それでいてなめらかな・・・。あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ！『俺は奴の前で階段を登っていたと思ったら、いつの間にか降りていた』。な・・・何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・・催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・。」と絶賛していた。 これで1杯たったの9500円というのだからこんなに安くて大丈夫？とこっちが心配してしまうぐらいの驚きの値段だ。 帰りの電動フローティングバイクに乗りながら、「最終回じゃないのぞよ。もうちょっとだけ続くんじゃ。だからまたこのそば屋に行こう。」という話で2人で盛り上がった。
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