ジャパンのススメ！
2012年12月

今日のアニメは今も週刊少年ジャンプで連載中の「めだかボックス」のテレビアニメ版第二期「めだかボックス　アブノーマル」の最終回枠に放映された番外編です。これは少年ジャンプの増刊として発売された「ジャンプnext」という雑誌で掲載された読切をアニメ化した作品です。正直、これがアニメになるとは思ってませんでした。しかも完全オリジナルの脚本にオープニングまでついて、本編ではラスボスっぽいけど立ち位置の関係で負けまくりのキャラクターである「球磨川禊」が主役で三十分まるまる使うなんて本当に驚きです。しかも冒頭には次のシリーズにつながる重要人物の「安心院なじみ」まで登場です。
　この二人は原作でも人気高いキャラクターですし、アニメオリジナルキャラクターの画図町筆くんは原作者の西尾維新さんが好きそうなデザインでした。これは見逃した人が居たら残念と思い、是非ともディスク作品になったら速攻でチェックしてくださいと思います。なんか一回こっきりの作品ってのが惜しいくらいにクオリティ高かったですね。本当に愛されているなあと思います。でも勝てないんですよね、なんせ肩書きが「グッドルーザー」ですからね。本編では一回くらいは勝ってほしいですね。

最近は新作の映画やドラマが出るたびに身内に「これも漫画なのか」と聞かれる回数が増えました。まあ、最近のドラマに関しては違いますが深夜枠の短いドラマの場合は多いですね。漫画の実写ドラマが特番で放映されたこともありましたし、たしかに身内が何でも原作は漫画だと疑う気持ちも分かります。インターネットで何でも調べられる時代になりましたが、それでも漫画は紙媒体で読むほうが多いですね。しかも漫画は絵が多いので、文字も少ないので読みやすいです。携帯電話も小さい画面で、短い文章を読むのになれた人達からすれば小説より漫画の方が読みやすいってのもあるでしょうね。ですが、その全てが万人に受けるかは分かりません。特にバトル漫画の場合はキャラクターの造形が現実離れしているので、実写にすると変になる事が多いんですよね。まあ、ロボット物の場合はグラフィックが進化した今の方が実写と違和感なく撮影できるのでいいでしょうね。
　特に実写版の「トランスフォーマー」は初めて見たときは感動しましたからね。あれは今じゃないと実写と合わせられてないと本気で思いました。三作品とも本当にかっこよくて、何度も見返したくなるんです。まあ、そんな風に受ける作品は少ないのが現実なんですけどね。個人的には漫画は漫画のままが、一番だと思います。

これは前々から各所で「面白い」と評判の「ブッダとイエスが日本に来て長期バカンスをしている」という設定の「聖☆お兄さん」という漫画です。主人公は仏教の祖である「ブッダ」とキリスト教の神の子である「イエス」の二人ですが、休暇中ということで漫画ではTシャツとジーンズ姿で描かれます。そして、肝心の漫画の内容は二人が下界こと地上で過ごす日常を描いています。この内容だけ読むと本当に面白いのか疑われるでしょうが、本当に面白いです。因みに作者はアニメやドラマにもなった「荒川アンダーザブリッジ」も描けています。
　この作品は色々な書籍に掲載されている仏教とキリスト教の逸話を現在の感覚に置き換えたギャグが人気で、現在八巻まで発売中です。数日前にアニメーションが見られるディスクがついた「特装版」とコミックだけの「通常版」が同時に発売されたのですが、本日、書店に行ったら通常版のみになっていました。私は嵩張る特典は好まないですし、特装版の値段がコミック単体の倍だったので通常版にしました。それから来年には劇場アニメの公開も決定しています。なので、映画を観る前に是非とも原作コミックを読んでみてください。読めば、一度はクスリと笑ってしまう筈です。