5月16日に行われた生徒会のリーダー研修会に、保護者が招かれ、
意見交換会が行われました。
この日、保護者を代表して参加したのは
PTA会長 金城孝さん、前PTA会長 馬上隆さん、PTA副会長 渡名喜庸慎さん、広報委員長 吉田優子の4人。
生徒の代表として集まった各クラスのリーダー達と
生徒会役員が学校に対する要望等をまとめ
先生や保護者と交渉し、落としどころを見つけていくという
真剣な討論です。
生徒達は大きな用紙に箇条書きに要望をまとめ発表、
その要望に先生や保護者が答えていきます。
◆生徒要望その1
学校でジャージを着たいので許可してほしい
◆先生方から
学校指定のジャージであればいいが、一度許可すると
フリーのジャージや他校のジャージを着てくる生徒がいるので
許可は出来ないが、体調を崩している人や寒がりの人は
申し出れば許可をしている。
◆生徒要望その2
(男子生徒から)学ランの中の服装を自由にしてほしい。
◆先生方から
去年の実例をあげ説明。
学ランの中の服装を自由にした際に、
約束を守らず、学ランを脱ぎ私服で校内や校外で
歩き回る生徒が50人に達したので、学ランの中も制服にした。
許可しても守らなければ許可は出来ない。
すると、ある男子生徒からは「学ランの中からきちんと制服を着るので
外に出る時は学ランを着なくてもいいという風にできないだろうか」と
前向きな発言も出て、先生方から学校に持ち帰り話し合ってみるという
ことになりました。
◆生徒要望その3
女子生徒のベストやカーディガンを許可してほしい。
◆先生方から
学校指定のものを作るとなると高額になるので、
保護者の負担を考えるとなかなかできない。
寒さ対策はインナーで工夫して欲しい。
この意見に対し保護者から
制服が気候に合わない素材であれば、快適に過ごせる素材を
検討しても良いのではないかという意見がでました。
◆生徒要望その4
生徒理解記録簿は1年ごとにリセットして欲しい。
前年の記録が残っているとやる気が出ない。
◆先生方から
生徒理解記録簿については
生徒の勤怠を正さなければいけない、成績よりもそこが大事で
社会に出ても君たちが社会のルールを守り、立派な社会人として
送り出したいという話に保護者も賛同していました。
◆生徒要望その5
修学旅行を実施してほしい。
◆先生方から
修学旅行は、他の学校でも経験したが参加人数の減少などがあり
修学旅行の計画が立てにくい。修学旅行を実施するなら1~2年で
保護者が積み立てをし、旅行の費用に充ててい行くので
現実的に厳しいと説明がありました。
その意見に対し一部の生徒から
自分たちが行けなくてもいいから、後輩たちが修学旅行に
行けるように今後検討してもらいたいという意見が出ました。
始めは、アクセサリー着用も許可して欲しいなど、
我がままばかり言っているような印象を受けましたが、
後輩に対する思いやりが感じられる発言を聞き、感心しました。
保護者を代表して金城孝PTA会長から
色んな要望があるが、全体での許可が必要であれば
リーダーが教室で生徒全員を説得すること、
今日ここで話し合った内容をきちんとクラスに持ち帰り
生徒全員で守れるか、守れるように説得することが必要と話していました。
最後に金城会長から生徒に贈る言葉として
ヒンズー教の教えにある言葉、ガンジーさんの言葉としても
有名なことばを訓示、
「心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。」
この教訓をメモしている生徒が数人いました。
きっと心に響いたのでしょう。
頑張れ沖水生!