3月19日のブログで
進路の座談会の様子をお伝えしましたが、
もう少し補足しておきたいなと思い、
進学に関する情報を先生方からいただきました。
沖水は普通校に比べると5教科が不利になります。
そこで、1年生の時から親子で情報を
共有していただければと思います。
沖水では専門分野以外の5教科の
試験対策はどのようにしているか。
総合学科では、2年生から自分で受ける授業を選択する。
進学を希望する生徒は、選択授業の中で必要な授業を習得すること。
また、人文系列では必修科目として学べる。
国語:基本は自学自習であるが、希望者には個別対応を行う。
数学:1年の授業(数学Ⅰ)をしっかり行うこと。通信系列は数Cまでを学ぶ。
英語:基本は自学自習であるが、希望者には個別対応を行う。
しかし、希望した生徒が来ない現状がある。
社会:希望する生徒に対して、社会科系の小論文や
入試対策などを個別の対応を行う。
理科:「科学と人間生活」は1年次に必修科目となっている。
大学進学にはもう1科目習得しなければならないので、
選択科目の中で必要な授業を習得すること。
受験の種類とそのメリット・デメリット
①AO入試(アドミッションズオフィス入試)について
☆メリット☆
夏休み期間中7月頃から実施している大学・短大が多い。
そのため夏休み以前から入学意思を固め早期の受験が可能。
また、学校長推薦を何らかの理由で得られない生徒も
自己推薦型なので受験できる。特技や芸能面など。
また、AO入試で不合格となった受験生でも、
推薦入試や一般入試で再受験が可能な大学が
ほとんどであるため、チャレンジ回数が多く受験できる。
☆デメリット☆
3年生に進級して早い段階から行動しないといけないため、
進路先を早期に決定しなければならない。
また、8月9月に合格通知を受け取ると、
合格後おおよそ10日以内に入学金や
大学前期授業料など多額な金額を
早い段階で納入しなければならない。
大学・短大によってはAO入試を実施していない
大学もあるので事前に調べておく必要がある。
合格した場合は専願受験といい、必ず入学をしなければならない。
入学辞退はできない。
②推薦入試(指定校推薦)
☆メリット☆
学校長の推薦を受けた生徒のみが受験できる。
推薦委員会の規則に準じた生徒が受験できる。
大学によっては総合学科・専門高校枠が受験できる大学もある。
普通校出身の受験生とは受験枠が別に設定されているため、
特殊な資格や検定などを活かすことが可能。
学校によって時期はさまざまだが、
主に10月から12月頃に実施している大学がほとんどである。
また、指定校推薦の場合は合格がほぼ確約されている。
大学によっては推薦入試や指定校推薦受験者向けの
入学金免除や特待生制度、受験費用や受験料などを
無料にしている大学もあるので、事前に調べて
利用すると特典が得られることもある。
☆デメリット☆
希望する生徒全員が推薦を得ることはできない。
推薦基準に達している必要がある。
成績、勤怠状況、過去の生徒指導歴など。
また指定校推薦枠にたくさんの応募があった場合は、
推薦委員会を開催して優秀な生徒から推薦することができる。
合格した場合は専願受験といい必ず入学をしなければならない。
入学辞退はできない。
小論文と面接を受験科目にしている学校が
ほとんどであるため、小論文を書く力が必要となる。
国語総合を1年の時に履修のみの生徒などは
2・3年生での国語の基礎力に欠けるため、
本人の相当な努力が必要である。
③一般入試・センター試験
☆メリット☆
学力にとても自信のある生徒は、自分自身の持っている力を
試すことができるので、大学によっては併願受験が可能である。
(合格しても辞退が可能)。
また、センター入試し受験料を収めるので私立大学だと
他の受験料よりも割安で受験が可能である。
また、大学によっては受験科目を自分の得意とする科目から
選択が可能。
受験日が年明けの1月以降に実施している学校が
ほとんどであるため、入学金や授業料などを
なるべく遅い時期に納入することが可能。
また、入試の得点によっては私立大学の場合、
授業料全額免除など様々な特典を設けている学校もある。
☆デメリット☆
高校入学後から進学を目的とした基礎学力と
応用力を身に着ける必要性がある。
本校総合学科の現段階での教育課程では
カリキュラム的にとても難しいのが現状である。
また、生徒も一般入試やセンター試験から避ける傾向にある。