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進路の座談会

19
March

去年の7月発行したPTA新聞の企画内容です。

 

今度入学する1年生の保護者には

 

参考になるかな

 

と思いました。

 

 

 

広報委員会企画=進路で座談会(6月26日)

子供の進路 どう取り組めばいいの!?

 

 

今回は進路委員会とタイアップして座談会を企画しました。

 

子供達は学校でどんな進路指導を受けているのか。

 

また、親は家庭の中で子供に何をどう伝えていけばいいのか。

 

どうやって進路の情報収集すればいいのかなど、

 

ざっくばらんに話し合いました。

 

 

吉田:

まず、就職についてなのですが、

企業はどんな人材を求めているのでしょうか。

 

 

寺瀬先生:

ありきたりなのですが、

社会人として当たり前のことができないといけないですね。

例えば挨拶ができる、時間を守ることができる。

その辺りは高校の勤怠もかなり影響してきます。

欠席や欠課が多いのは印象も良くないので、

書類審査で落ちてしまうこともあります。

あとやる気や元気がある、

積極的であるという面も企業は求めています。

 

 

崎浜先生:

先日、県外就職した子供達の企業訪問をしたのですが、

人間関係と言いますか、

コミュニケーションを取ることが少し苦手な子が多いと。

最近の子供達はそこが課題です。

会社の中で先輩や同僚とコミュニケーションを取りながら

人間関係を築き上げていく事も学校で教えていかなくては

いけないなと考えています。

企業の方は出来れば3~5年くらい

居てくれればいいと話してくれましたが、

私なりに感じているのは県外へ行って

考え方や視野を広げるというのは

必要じゃないかと感じています。

県内就職した子供達よりも県外就職した子供達は

いくつも高い壁を超えないといけないです。

そこは企業の方も分かっていて、

同郷の先輩を呼んで悩みを聞いてもらう場を

設けたりしている企業もありました。

私達教員もそういう企業を見極めながら

送り出す必要もあるかと考えています。

 

 

當山:

企業は高卒よりも大卒の学生を

採用したいのではないでしょうか。

 

 

寺瀬先生:

保護者の方はなるべく大学までと

考える方は多いかもしれませんが、

どちらにもメリット・デメリットはあります。

大学は専門知識も身に付きますし、

コミュニケーション能力も高いでしょう。

高卒は大学生よりも4年も早く

就職できるわけですから有利ですよね。

職種によって高卒・大卒が関係なく

採用する企業もあります。

 

 

崎浜先生:

うちの卒業生ですが、

県外のお寿司屋さんに就職したのですが、

採用担当者が言うには

「人が好きであればそれでOK」とおっしゃっていました。

彼はそのお寿司屋さんで修行して、

今はアメリカの店舗を任せられたと聞いています。

なので高卒・大卒が特に関係ない職種もあるので。

 

 

寺瀬先生:

あと自立するという事も大事だと思います。

県内は就職先が少ないので、

県外へ行って頑張るというか、

自分で生活させる事も大事ではないでしょうか。

 

 

崎浜先生:

実は企業の方から保護者に伝えて欲しいと

言われていることがありまして。

県外企業に就職した子供達の

定着率が悪い原因の一つに

「何かあったらすぐに帰っておいで」と

親が言っているのではないかと。

そこはやっぱり「もう少し頑張って」と

言ってあげて欲しいです。

 

 

吉田:

実は私もそれを言いそうになる時があるんです。

今息子が千葉で働いているので時々電話で

「もうキツイよ」とか

「疲れた」とか言うので。

でもそこは私もグッと堪えて

「そうか、でもよく頑張ってるね」

「前はすぐ逃げ出したのに、今は逃げないね」と

前向きに誉めるようにしてます。

 

 

内村:

でも仕事ってどこで働いてても

同じだと思うんですよ。

社会に出て仕事してたら辛いことって

いっぱいあるじゃないですか。

だから子供には「辞めて帰って来てもいいけど。

キツイとか辛いというのは

どこも一緒だよ。」って話していますね。

突き放すことも大事かなと思います。

 

 

吉田:

7月1日から本格的に

就職活動が始まっているのですが、

学校は保護者へどのように情報を

提供しているのでしょうか。

 

 

崎浜先生:

就活はもう始まっています。

各クラスで放課後に進学・就職の

流れについて説明がありました。

その次に産業支援センターで行われたガイダンスでは、

進学組と就職組に分かれて講師の講義を受けています。

また就職のメンバーは来月ですけど、

ハローワークで面接の練習や、

履歴書の書き方などの講習を受けます。

学校側は色々とアクションを起こしているのですが、

それを保護者にどう伝えるかは、

担任の先生方と連携しなければいけないと思っています。

進学もまたそうですね。

大学も専門学校も費用がかかりますから。

担任、保護者との連携を密にとって

進めていかなければいけないですね。

 

 

吉田:

奨学金の申し込みもそうですよね。

生徒にはいつ案内してるんでしょうか。

 

 

寺瀬先生:

4月にはクラスに掲示しています。

 

 

内村:

私の子供は寮にいるのですが、

急に進学したいというので、

奨学金の説明を聞きたいなと思って

学校へ来てみたら、もう終わりましたと言われて。

でも先生の計らいで急いで書類集めて

どうにか提出できたんですけど。

寮に住んでいるとなかなか会えないので、

電話で話しても子供が詳しく聞いていなかったりして。

 

 

崎浜先生:

その辺りは私たちも担任の先生と連携して

問題解決していきたいと思います。

 

 

吉田:

できれば4月に締め切る奨学金もあるので、

2年生の保護者に対して奨学金の情報が

伝わるようにできればいいなと思います。

 

 

大城:

奨学金は一年前から申し込まないとダメなんですか。

大学の試験が終わってからではダメでしょうか。

 

 

崎浜先生:

これは予約奨学金といって専門学校や大学に

進学する子供達は先に予約をして取るという形を

とっていることが多いのですが、

これに漏れたからといって受けることが

出来ないという訳ではないんです。

進学先で同じような手続きを取ることができます。

 

 

吉田:

大学受験についてなんですが。

やはり普通高校に比べて不利なような気もします。

 

 

寺瀬先生:

沖縄水産高校は専門高校なので、

水産、商業、工業、農業の専門の授業を

ちゃんと受けなければならないので、

普通高校に比べて5教科の時間は少ないと思いますが、

大学受験に向けて頑張るのであれば、

先生方も個別に対応してくれるので、

「先生、ここが分からないから教えて欲しい」と

来てくれれば対応しています。

ただ勉強を教えて欲しいと言ってくる生徒は

いないのが現状なので。 

 

 

吉田:

大学に行きたいのなら、

やはり一年の時から取り組まないと

厳しいかもしれないですね。

 

 

當山:

うちの子が大学進学を希望していて、

推薦を狙っていたのですが、

先日大学の説明会に参加して、

英語の質問があるのでそれは英語で返しなさいと

言われたらしく。

一年の時にしか英語の授業を受けていないので、

本人は諦めようとしています。

 

 

寺瀬先生:

総合学科では選択の授業があるので、
生徒達は楽しそうなものを選んでしまう傾向があります。
だから自分の進路に合わせた科目を
選択することが重要ですね。
三年生が一番多いのですが、
5教科は特に子供達は敬遠してしまいます。
人文系列は5教科がちゃんとありますので
大丈夫なんですが。
入試の時に困らないように選択科目は
ちゃんと考えて選んでほしいです。 
 
 
崎浜先生:
特に医療系、看護系、リハビリ系、医学療法士、
作業療法士などは基礎科目ができる力がないと
なかなか入れないです。
三年になってからでは遅くて、
もし一年生の時からそういう希望があるのであれば、
必要な科目をきちんととっていく事、
本人が努力すれば放課後などの時間で
勉強していく事もできるんです。
対策も出来ます。
なので早めの目標設定が重要になってきます。
 
 
寺瀬先生:
総合学科のことではあるんですけど、
進路指導に関しては一年から三年まで
段階的に行ないます。
産業社会と人間という授業があるのですが、
進路指導の内容になっています。
卒業した後の人生設計をどうするのか、
卒業するまでどうするのかを考えてもらいます。
二年生ではインターンシップもあります。
一年生の時から考えるきっかけ作りをしています。
 
 
吉田:
大学や企業へ出す書類はいつまでの
成績が反映されるんでしょうか。
 
 
寺瀬先生:
就職の時期や、AO入試の時期など、
提出する時期が違いますので、
その都度書類を作ります。
成績と勤怠状況がありますが、
成績、つまり5段階評価は学年末にしか出ないので
その都度仮評定を出します。
勤怠状況もその都度出すようにしています。
生徒には就職や進学が決まったと
安心してはいけないと話しています。
企業によっては最終的な成績、勤怠状況を
求めてくることがあるからです。
また高卒の場合、5割くらいですが、
離職率も高いので、転職する場合も最終学歴が
ずっとついて回ることになります。
採用が決まったから、大学に合格したからといって
急に学校へ来なくなったりすると後で
本人が困ることになります。
なので卒業するまで気を抜かないで欲しいと思います。
 
 
眞榮里:
学校では講話会などは年に何回あるんでしょうか。
 
 
寺瀬先生:
マナー講習のようなものもありますし、
就職希望者のガイダンス、
進学希望者の説明会などもかなりあります。
生徒は忙しいくらいですよ。
 
 
眞榮里:
卒業生を呼んだり企業の方を呼んだりする
職業講話などもあるんでしょうか。
 
 
吉田:
海洋技術科では年に2~3回はあります。
 
 
眞榮里:
沖水祭の時に進路講演会もあるのですが、
保護者の参加が毎回少ないですよね。
とてもいい内容のお話が聞けるのに、
やはり保護者の関心が低いのではないかと感じます。
なので、子供たち向けの講演会に
保護者も参加できるようにするといいなと思います。 

 

 

吉田:

今日はありがとうございました。

この座談会は今後も続けられたらいいですね。

 

 

 

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